グルテンフリーで美しく♪
車好きの私はドライバーさんのための機関誌にもコラムも掲載させていただいています。
来月号は『グルテン』について書かせていただきました。
欧米諸国では数年前から『グルテンフリー』と書かれた食品パッケージやレストランを見かけることが多くなってきましたが、日本でもグルテンフリーという言葉はだいぶ浸透してきました。グルテンとは小麦、大麦、ライ麦などの穀物の胚乳から生成されるタンパク質の一種のことです。パンやパスタ、うどんなどの膨らみやいわゆるコシというものはこのグルテンの働きによるもので主にパン、ホットケーキ、パスタ、ピザ、シリアル、ケーキ、クッキー、麺類などに多く含まれています。アレルギーがあるかはわからないけれど、疲れやすかったり、精神状態が不安定だったり、肌荒れを起こしていたりと、なんとなく体調が優れない人は『グルテン過敏症』の可能性があります。
今、アメリカや日本でも流行って来ているグルテンフリーダイエットとは肉類を食べないベジタリアンや、動物性たんぱく質を一切取らないビーガンなどの食事と同様、グルテンを摂らない食事方法のことです。お米が主食の日本人は、もともとグルテンフリーの人種でした。伝統的な和食はグルテンを避けるためにはぴったりです。よく腸内にべったりとグルテンがヘドロのようにへばりつき、大切な栄養を吸収できないことになっている人も多いようです。 また、グルテンの中に含まれる『グリアジン』という物質には食欲を促進させる働きがあり、パンやスイーツを食べだすと止まらないという現象を起こします。
もともとセリアック病の予防や改善のための食事療法だったグルテンフリー。しかし、アレルギーの心配が少ない健康な人たちが取り入れたところ、体調が良くなりやせたという声が広まり、美意識・健康志向の高い人たちの間で注目されるようになってきました。体調が良くなり、美しくなれるのなら試してみる価値があるかもしれません。まずは2週間くらい、グルテンなしの生活を送ってみませんか?